1月15日(水)、メディケアでは音楽療法セッションが行われ、冬らしい澄んだ空気を温めるひとときとなりました。今回のテーマは「新年の幕開け」。皆さまと一緒に、新たな一年を祝う温かい音楽を楽しむ時間でした。

この日のプログラムでは、『冬景色』『富士の山』『一月一日』『かぞえうた』『黒田節』『たきび』などの曲が演奏されました。どの曲も耳馴染みのある名曲で、皆さまは歌詞を目で追いながら歌を口ずさみ、思い出に浸りながら音楽を楽しんでおられました。

曲の紹介で、『一月一日』の曲名の読み方が【いちげついちじつ】と読むということを話されていました。難しい読み方に驚きましたが、ご入居者の皆さまは「もちろん、知っているよ。」という表情をされていた事にさらに驚きました。

『黒田節』の力強いメロディーでは、いつもの楽器ではなく、太鼓をつかってのセッションとなりました。お一人の方に太鼓をお渡しすると、リズムにあわせてとても上手に叩かれていて職員もびっくりしました。

『たきび』も全員の方に親しみやすい、懐かしい曲で、音楽療法士の先生から「今みなさんで歌っておかないと、時期的にもう歌う機会が無くなってしまうから。」とお話しがあり、毎日少しずつ季節が移っていっていることを再認識しました。

今回のセッションでも、鈴やハンドベル、太鼓といった楽器を使用し、皆さまに音楽を「奏でる」体験をしていただきました。美しい旋律にはハンドベルの柔らかな音色が重なり、黒田節の様な曲には太鼓を使用したりと皆さまが一体になられていいました。「昔懐かしい曲を聴けて楽しかった」「楽器を鳴らすのが楽しい。」といった感想が寄せられ、笑顔が絶えない時間となりました。

次回の音楽療法セッションは、2月11日(火)14時から開催予定です。また次回もぜひご参加ください。