レジデンスのレクリエーションの時間に、春を先取りする桜の工作を行いました。寒さの名残が感じられる日もありますが、少しずつ春の足音が近づいているのを感じます。この日は、入居者の皆さまと一緒に桜の花を作り、室内に満開の桜を咲かせることを目指しました。
工作に使うのは、ピンク色の折り紙。まずは紙を折り、下書きをしてからハサミで切り取ります。皆さま、集中しながら慎重にハサミを動かし、器用に花びらの形を作り出していきます。切り終えた紙をそっと広げると、そこには美しい桜の花が! 一つひとつ形が違い、それぞれの個性が光ります。







「あら、きれいにできたわね。」
「昔、こういう切り紙をよくやったわ。」
「思ったより難しいけれど、楽しい!」
そんな声があちこちから聞こえ、皆さまの笑顔が広がります。作業を進めるうちに、次第にコツをつかんで手際よく切り進める方もいらっしゃいました。

こうしてたくさんの桜が完成し、最初は何もなかった紙の木に、一輪、また一輪と貼り付けていきます。皆さまの手で作られた桜が集まり、まるで本物の桜の木のように満開になりました。淡いピンク色が壁いっぱいに広がり、春の訪れを感じさせる素敵な光景が生まれました。


工作が終わった後も、完成した桜の木を見ながら、皆さまで春の思い出を語り合いました。
「昔はお花見によく行ったわ。」
「桜餅が食べたくなってきたわ。」
「レジデンスの裏庭の桜も、そろそろ咲くかしら?」
つくば市の桜も、今月後半には開花が始まることでしょう。レジデンスの裏庭の桜も、毎年美しく咲き誇ります。今年も皆さまと一緒にお花見を楽しめるのが待ち遠しいですね。
室内に咲いた満開の桜を眺めながら、春がすぐそこまで来ていることを感じるひとときでした。