先日、当レジデンスにてBCP(事業継続計画)災害対策机上訓練を実施しました。この訓練の目的は、災害時の対応をシミュレーションすることで、冷静な判断力を養い、適切な支援を行えるようにすることです。特に、高齢者施設では災害発生時の迅速かつ的確な対応が求められるため、日頃からの訓練が非常に重要になります。
今回の訓練では、震度6強の地震が発生した場合を想定し、スタッフそれぞれの役割や初動対応の確認、関係機関との連絡手順、平時からできる防災・減災の取り組みについて話し合いました。



地震発生時の対応を検討
机上訓練では、以下のような内容についてシミュレーションを行いました。
- 初動対応の確認
- 地震発生直後の対応(入居者様の安全確保、火災や建物損壊の確認)
- 負傷者が出た場合の応急処置と搬送手順
- ライフラインが断絶した際の対応
- 役割分担と関係機関との連携
- スタッフの役割と行動を明確化(避難誘導、安否確認、情報収集など)
- 消防署や医療機関、自治体との連絡体制の確認
- 防災・減災対策の再確認
- 施設内の安全対策(家具の固定、防災備品の配置)
- 平時からできる備え(避難経路の確保、定期的な訓練の実施)
非常食の試食と備蓄の確認







訓練の一環として、災害時に提供する非常食の試食も行いました。主食は水で調理可能なものでしたが、時間の関係でお湯にて調理しています。味の感想も「非常食とは思えないぐらいしっかりと御飯で驚いた。」などの声が上がっていました。


また、非常食の保管場所の確認も行い、いざという時にスムーズに対応できる体制を整えました。
研修を終えて
今回の研修を通じて、スタッフ一人ひとりが自分の役割を再認識し、実際の災害時に備える重要性を改めて実感しました。また、防災・減災の取り組みを日頃から意識し、継続的に訓練を行うことの大切さを再確認する機会となりました。
今後も、ご入居者の安全を最優先に考え、定期的に訓練を行いながら防災対策を強化してまいります。