前回の投稿に続きましてメディケアレジデンス15周年記念イベントの前半部分のご紹介をいたします。
筑波大書道部の皆さまの書道パフォーマンスのご紹介です。
実際のパフォーマンスでは音楽に合わせて書字が行われています。ダイナミックな筆さばきで力強い文字に自然と拍手が湧き起こり、会場が一体となりました。

【導入部】
さあ始まりだ 空気の震えが 心を動かし躍らせる
興のまま 自由に 染めていく 自分 自身に 酔いしれて
重ね合わせ 個と個を紡いで おりなす和
音が満ち溢れる 『繁絃急管』
最高潮の後には 響きわたる余韻
「繁絃急管(はんげんきゅうかん)」は、弦楽器や管楽器がにぎやかに演奏される様子を表す四字熟語で、華やかで盛り上がる音楽のことを意味します。

【晴れ】
とびらを開き 一歩踏み出して 視界に映るのは
清澄の空
太陽は天を あまねく照らし
果てしない地に 爽風が吹く

【曇り】
湿った大気 にび色の天上を 燕が低く飛ぶ
雲間からのぞく 金烏の輝き

【雨】
頬に落ちるのは 雲からこぼれた滴
行き交う人々は 歩みを速め 差しかざすは傘
無数の糸となり 降り注ぐ雨は
大地を潤し 万物に惠を施す
「雲行雨施(うんこううし)」は、雲が動いて雨を降らせ、すべてを潤すことを表す言葉で、広く行き渡る恵みや、平和な世の中のたとえとして使われます。

【虹】
今一度の蒼に ふと天を仰げば
数多の雫が作る 七色の橋
光輝 燦然
鮮やかな光は 日常を彩る
「光輝燦然(こうきさんぜん)」は、鮮やかに光り輝くさまを表現する言葉です。「光輝」は光り輝くこと、「燦然」は鮮やかに輝くさまを指します。


15年間、たくさんの出会いと笑顔に支えられてきたレジデンス。
これからもご入居者、ご家族、地域の皆さまと一緒に、
やさしくて、あたたかくて、楽しい時間を紡いでいけたらと思っています。
記念すべき節目にご来館いただいた皆さま、
そして素晴らしいパフォーマンスを披露してくださった筑波大学書道部の皆さまに、
心より感謝申し上げます。
次回の投稿にて後半部分をご紹介させて頂きます。どうぞお楽しみに。