ロウイルスの流行時期は主に冬季です。この時期に流行する理由には低温や乾燥に強く、冬の環境で活性が高まるということが挙げられています。
つくばメディケアレジデンスでは、ご入居者の皆さまに安全、快適に過ごしていただける環境を守るために、定期的に感染症対策に関する研修を実施しています。今回は、看護師を中心に「ノロウイルス感染症」の感染対策をテーマにした座学と実技研修を行いました。

ノロウイルスは感染力が非常に強く、特に高齢者が多いレジデンスのような老人ホームでは注意が必要な感染症です。研修では、動画で感染経路や症状、予防方法について、感染が広がるメカニズムなど対応について学びました。

その後の実技研修では、特に、嘔吐物の処理方法をシミュレーション形式で行い、迅速かつ安全に処理する技術を身につけました。嘔吐による汚染エリアの3m四方がブルーシートを置くことで視覚的にわかりやすくなっていて参加者からは「こんなに広い範囲なの!」「実践的でわかりやすい。」との声が寄せられ、大変好評でした。

参加者は3人一組になり順番で嘔吐物の処理方法を学びました。使い捨ての手袋と、エプロンを着用して汚染エリアに新聞紙を重ねて消毒液の散布。その後、新聞紙を3人で協力して外側から嘔吐のあった中心部に向かって新聞紙を寄せてから袋に入れるという工程を何度か行っています。最後は手袋とエプロンの外し方を学んだ通りに外し新聞紙を入れた袋に捨てて完了となりました。

今後もこうした研修を通じて、ご入居者とスタッフの安全を守る環境づくりに努めてまいります。感染症予防は、みんなで力を合わせることが大切です!